ここ福よし様にお世話になって、早いもので18年が経ちました。 その間、皆様に可愛がられいつもピカピカにして頂き感謝しています。 しかし、最近床が抜けたりと身体のあちらこちらにガタがきてしまいました。 あとどれくらい福よし様にお使え出来るかわかりませんがもう少し頑張って みようと思っています。 ですから、ドアは静かに閉めてください、お願いします。
冷蔵庫より
じっくりと成熟させた一本の麦豚ヒレ肉、 手際よく余分なスジと脂を取り除ききったヒレ肉を竹串で留める。 軽く塩・胡椒をし、新鮮な溶き卵にくぐらせ、ふわふわのパン粉を付ける。 もちろんパン粉も挽きたての自家製、 鍋のラードから微かに煙が立ち上がる。 「よしっ、今が入れ時!!」 カツは鍋の中でゆっくり出番を待つ。 肉に刺した竹串を抜き、揚げ加減を見る。 香ばしく揚がったカツにサクッと包丁を入れる。 中はピンク色「上出来、上出来。」 山盛りのキャベツに自家製とんかつソースをタップリとかけ、 分厚いとんかつを豪快に味わう。
早出の大澤がタラバガニを抱えて調理場へ。 昼に大きな宴会があるとかで少し早めの出勤。早々に仕込みに入る。時間との勝負だ。手際よく仕事をこなしていく、やがて北島・乾・店長もそれに加わる。傍らで店主がせっせとキャベツを切る。 10日前に作り始めたデミグラソースも今日仕上がるとの事。このデミグラソースで作るビーフシチューは絶品。今どきこんなに手間隙かけて作るデミグラソースは無いと自慢する。 北島は一度に何種類もの料理を作る。まるで精密な工作機械の様だ。太めの身体を丸くして繊細な料理を次々に作る凄いやつだ。 AM10:00 遅番の関口・浦波が来る。浦波が野菜の下処理にかかる。 自家製のマヨネーズでポテトサラダを作り、ドレッシングを作る。開店まであと少し。調理場を駆けずり回る。 築地市場より帰った関口が眠さをこらえて出前用の揚げ物に取り掛かる。 AM4:30から働きづめだが、やがてW斉藤と峯岸の3名がサポーターとして加わり調理場は開店と同時に戦場の様な忙しさになる。 サー、開店の時間です。いらっしゃいませ~。
どこからともなく畳の香りがする・・・・・・・・・。 実は当店では2ヶ月に1部屋ずつ畳替えをしています。 こうすることによって一年を通して畳の香りが漂う。 こんな些細な事ですが、少しでもお客様に気持ちよくお食事をして頂ければと私ども社員一同心がけています。
1Fの店内はどの席からもガラス越しに季節の庭を見ながら食事を摂ること が出来て、 2Fに上がると、テーブル1部屋、座敷5部屋では落ち着いた会食や宴会、法事など利用できる。 店内は、梅沢・井上・町田のお母さん達によって、ピカピカに磨き上げられている。